2011年4月8日金曜日

被災地に届け!復興支援ソング・“名もない絆”

4月6日(水曜日)の麹町ワールドスタジオ『エコ旅Wednesday』も先週の『たくひろナイト』に引き続き、震災特番第二弾ということで配信しました。

震災からまもなく4週間がたとうとしている今、被災地ではまだまだ救援物資も十分でなかったり、電気や水道がなく、未だ寒さの中で不自由な生活を強いられています。
4月の新学期のシーズンを迎え、本来なら明るく希望に満ちたこの時期に住みなれた故郷を離れて行かなければならない被災者もいます。気力だけで頑張ってきたこの数週間、もう心身共に疲労困憊とという状況だと思います。そんな被災地の皆さんに少しでも支えになったらという願いと祈りをこめてお送りした震災特番『被災地に届け!復興支援ソング“名もない絆”』です。

ゲストに、“名もない絆”の作曲をされたマルチシンガーソングライターの尾飛良幸さん(@obi_y)さんと、作詞をされた作詞家でシンガーソングライター、ナレーターのShuさん(@shu_slow)をお迎えして、復興支援ソング“名もない絆”の誕生のエピソード、そしてこれからについてお話いただきました。

復興支援ソング“名もない絆”は、震災2日後の3月13日に尾飛良幸さんの「やっぱり曲つくろう」というブログフェイスブックの書き込みから始まりました。尾飛さんは、ミュージシャンとして曲を通して被災地を応援したいという思いは、今回はご自分で歌を歌うのではなく、なるべく多くの人が歌に参加することで、たくさんの人の思いをパワーにして被災地に届けたい、、、。そんな思いが強かったとそうです。だから敢えてご自身で作詞をするのではなく、大先輩の信頼できるシンガーソングライターのShuさんにお願いしてまさに思った通りの素晴らしい歌が完成しました。

お二人のコラボで出来上がった曲は、さらにソーシャルメディアクリエーターの小林伸嘉さん (@nobuyosicom )の映像でこんな作品となって世界に向けて配信されました。現段階で既に12000回以上この曲が世界中で見られ、聞かれています。



そして、フェイスブックでの尾飛さんの書き込みを見て、シドニー在住の書家のRen Yanoさんがこの曲のタイトルを力強く書きあげて、こんなに素晴らしいタイトルが完成しました。


フェイスブックを通じた新しい絆はさらに、この曲をみんなで歌って、演奏して応援しようという新しいムーブメントへ、、、。

秋葉原のキバンインターナショナルさんが収録をするならとパンダスタジオを提供し、ローランドさんが機材を提供して、フェイスブックの呼び掛けで被災地に支援の気持ちを届けようというたくさんの方が集まりました。私も、参加させていただいた一人です。

そして生まれたのが、“名もない絆”コーラスバージョン第一弾(3月21日収録分)です。


尾飛さんは、この曲は今完成させるのではなく、復興支援の長い道のりをこの歌と一緒に歩んでいきたいという思いから、誰でもこの曲に参加が出来るそんな曲にしたいと考えています。

そして、毎日少しずつ曲が進化しています。もし今から私も歌で、ハミングで、手拍子で、楽器であるいはメッセージで参加されたいと思ったら、尾飛さんに録音したものを届けるとそれが次のバージョンに組み込まれていきます。既にプロのミュージシャンの参加表明もあり、どんどん支援の輪が広がっていっています。

さらにフェイスブックのネットワークで英語、韓国語、中国語にも翻訳され、海外に向けて発信されようとしています。そのうち世界中でこの曲がその国の言葉で歌われるのも夢ではないでしょう。


Renさんによる英語版、中国語版、韓国版の“名もない絆”



この曲がもういらなくなった時、きっとその時が被災地が復興を遂げた時、、、、。
そしてその時にはこの曲を被災地の皆さんと一緒に大きな声で元気に歌いたいと思います。

今年の春の高校野球の選手宣誓を行った岡山の野山選手の言葉を思い出しました。

”人は仲間によって支えられて困難を乗り越えられると信じています。” 

名もない絆がその支えになったらと願いつつ、、、。

番組後の記念撮影
後藤たくひろさん、本人、尾飛良幸さん、Shuさん


なお、今回ご出演いただいた皆様のブログ、ウェブサイトのリンクは以下のとおりです。
●尾飛良幸さんのブログ Diamond Voice 
ご自分の声や演奏などを送りたい方もこちらをご覧ください。
●Shuさんのブログ
●Shuさんのオフィシャルサイト
小林伸嘉さんのホームページ
●Renさんのウェブサイト Renclub
RenさんのYouTubeサイト  Renさんの実際に書を書いているところがご覧いただけます。


番組中のつぶやきまとめはこちら

2011年4月7日木曜日

KWS震災特番 ”がんばろう!日本”

2011年3月11日14時46分。私達はこの日を生きている限り忘れない、、、、。

この日を境に世の中はまったく変わってしまいました。被災地にいない私たちでさえ、連日TVや新聞、ネットで報道される被災地の悲惨な状況を見て、何とかしてあげたいのに、何もしてあげられない、、、。そんなもどかしさとくやしさ、切なさで押しつぶされそうな日々を送ってきました。

この数週間、被災地では本当に地獄のような状態から懸命に這い上がり、それでも前に進むために頑張っている被災者の姿に心を打たれました。また、自衛隊やボランティアとして被災地に入り、不眠不休で支援活動を続けているさんの姿にもただただ頭が下がる思いです。

そんな被災地で頑張っている人たちを支えるために、被災しなかった私たちが今出来ることは何なのか? それをみんなが一生懸命考え、日本中がひとつになろうとしています。

市民ボランティアが活発になり、募金活動をし、そして救援物資を被災地に送るためにあちこちでその呼び掛けや仕分けが行われ、色々な形で支援活動の輪が広がっています。

震災から2週間、麹町ワールドスタジオの配信も節電を考えて中断していましたが私たちにも今だから出来ることがあるのでは、、、、と考えた末、震災特番として番組を配信することにしました。そして頑張っている人たちを紹介することで活動をサポートしようと、、、。

3月28日(月曜日)通常は”たくひろナイト”を配信していますが、この日を震災特番として後藤たくひろさん(@gototakuhiro)と私(@pj_brisbane)もお手伝いさせていただき番組をお届けしました。

http://www.ustream.tv/recorded/13623106

番組では、たくひろさんから震災直後からのソーシャルメディアの動き、そして色々な形で被災地を支援している団体や取り組みについてご紹介しました。

ゲストは、セミナーに参加することで被災地を応援しようというしくみ、HOPE100という支援活動をはじめた中島明さん(@akiranakajima)。中島さんからは様々な支援活動や支援の在り方などについてもコメントをいただきました。


番組でご紹介した様々な支援活動:
LUXA
義援金受付は3月31日に終了し、シビックフォースCivic Force (緊急即応チーム)に支援金として送られました。
助けあいジャパン  
官民が連携して、被災地の災害ボランティア拠点から集まる情報を掲載するポータルサイト
東北地方太平洋地震、被災防止、状況把握のための情報センター
#99 japan  田宮社長@エコヒルズが呼び掛けたtwitterを使っての震災救助プロジェクト
Social Tour      目標100戸、ひとり一袋の買い物支援!
HOPE100  セミナーに参加することで被災地支援が出来るチャリティーセミナーサイト
ビジョンネット
東日本大震災の被災者支援活動を行うことを目的として2011年3月15日に結成したコミュニティー


支援の仕方は様々、現地に入ってボランティアするのも、情報提供するのも、自分の得意分野を生かして募金活動をするのも、、、、、。ただ、一過性の支援ではなくこれから長い復興の道のりを継続して支えるためにも、色々な形でその時のニーズと自分にあったやり方で自分にできることは何かを探し、精一杯支援していかなくてはと思いました。 


今回の震災は過去に例のないほど甚大な被害を及ぼした国家的な規模での大災害です。
今こそ、気持ちをひとつにして日本全体でこの難局を乗り越えなくては、、、、。


左から本人、後藤たくひろさん、ゲストの中島明さん




麹町ワールドスタジオは当分の間は、震災特番という形で不定期での配信となります。




地域を元気にしようと頑張っている人、お二人に登場していただきました。

実は、このブログを途中まで書いていたところで東日本大震災が発生。その後しばらくはブログを書く気にもなれず、そのままになっていました。

でも、前へ進まないと、、、、。地震については次に書くことにして前回放送した"エコ旅Wednesday"の話題から時間をさかのぼってブログを完結していくことにしました。


麹町ワールドスタジオ、月に一回の放送はここのところ色々なことが起き過ぎてなかなか通常のエコ旅についてご紹介することが出来ませんでしたが、今回(3月9日水曜日放送分)のエコ旅Wednesdayでは、日本国内で地域を元気にしようと頑張っている方をお二人ご紹介して、それぞれの地域の魅 力と活動について伺いました。


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最初のゲストは、エコツーリズムで地域を元気にしようと能登で活動している
(株)ぶなの森、代表取締役の高峰博保さん。


能登は海の資源も山の資源も豊富。
しかし、そんな能登も高齢化で人口減少。
加えて能登地震によって、元気がなくなっていたそうです。

若い人が誇りを持って仕事が出来る環境をエコツーリズムを通して出来ないか、、、、。
そんな思いから、能登の自然資源を生かした能登らしいエコツアーを実施するエコツアー会社を昨年の10月に設立しました。

地元の人達との話合いを続け、エコツーリズムのしくみを粘り強く作りあげようと日々、頑張っています。

有名旅館をはじめ温泉を売りにした宿泊施設も多い能登。
今後は、宿泊施設と連携した滞在型のエコツアープログラムをプローションすることで、地域滞在期間を延ばし、観光収益に結びつけられたらと意欲を語ってくれました。

活動の詳細は、こちらのホームページをご覧ください。

なお、高峰さんはこの放送の2日後に起こった今回の震災を受けて、早くから情報の共有化が必要と能登での地震の経験からご自身のホームページで東日本大震災の関連情報を流していらっしゃります。
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そしてお二人目はソーシャルメディアを活用して宮崎復興を目指して
”宮崎復興:火山灰をどげんかせんといかん!プロジェクト”を立ち上げた西元久晴さんです。

西元さんには、SKYPEを通じてご出演いただきました。


http://www.facebook.com/hisaharu.nishimoto

西元さんは、宮崎県都城市で眼科医をされています。新燃岳噴火以降、火山灰による被害が甚大な宮崎をなんとかしなければと、フェイスブックで呼び掛けを始めました。


火山灰の除去には、特別なロードスイーパーという清掃車が必要です。現在は鹿児島から借りているそうですがこれを何とか宮崎にも購入したいということで、目標額1000万円の募金活動を続けています。 
ロードスイーパー




西元さんのこの活動に賛同してフェイスブックを通じての支援の輪がどんどん広がっています。


これまでの活動についての詳細は番組の録画をご覧ください。






地域が元気になること、


それは地域がより魅力的になること、


住んでいる方が自分の地域を誇りに思い、地域らしさを大事に頑張っているところは


外から訪れる人にとってもぜひ行ってみたいと思わせる魅力的な場所です。




そんな元気のある地域を目指して頑張っているお二人のお話を伺って、久しく行っていない宮崎にも


も行ってみたくなりました。






番組終了後の記念撮影
(左から、後藤たくひろさん、西元久晴さん、筆者、高峰博保さん)






http://togetter.com/li/109947
ツギャル    


麹町ワールドスタジオブログ
http://musicvideoman-kwstudio.blogspot.com/2011/03/201139wednesday.html